2年ぶりのゼミ合宿

ゼミ合宿と言っても、法政景観研のゼミ合宿は研究発表をするのではなく、巡検とか視察とか見学と呼んだ方がふさわしい内容です。

毎年8月か9月に行っていたゼミ合宿。昨年は泊まりのフィールドワークが禁止され、佐原と潮来に日帰りで行きましたが、研究室最大の行事(卒論とか学会発表ではない)が中途半端に終わる不完全燃焼感はとても残念なものでした。夕飯を食べようと入った飲食店で「県外の方はちょっと」と断られたのも印象に残っています。

今年はギリギリまで粘ろうと、実施日を9月に延ばしましたが感染拡大が収まりません。でもみんなでいい風景を見に行きたい気持ちも収まりません。「中止じゃなくて延期!収まったら冬でも行く‼︎」と宣言しました。

そして10月からの大学の活動制限緩和。絶対行くぞと合宿係の学生に無理を言って、宿泊先や食事場所を確保してもらい、訪問先の皆様にも急なスケジュールを受け入れていただいて、11月6日から8日まで、2年ぶりの合宿を実施してきました。3年生も配属済みだったので、希望者は参加してもらい、イタリアからこられている客員教授のオリンピア・ニーリオ先生も参加して、B3からM2まで総勢25人で熊本・阿蘇・高千穂を巡ってきました。雨・晴・雨と天気はイマイチでしたが、とても充実した3日間でした。

印象に残った写真を何枚か載せます。

出発直後、空から施工中の多摩川スカイブリッジを眺める。
デザインに関わってますがいろいろ苦心中。
通潤橋と田んぼ。ポンプがなく位置エネルギーだけで
水を得なければならない時代の執念。
文化的景観はその時代の合理的選択の積み重ね。維持に機械力は必要。
鮎の瀬大橋。大野美代子さん設計。このオレンジは自分ならとても選べないが、山深いこの場所の生活を勇気づける色だと思う。
鮎の瀬大橋のたもとにあった「十周年記念碑」竣工記念ならともかく、十年後にこんな碑が建てられるとは、それだけ地元の皆さんに必要とされているということなのでしょう。
熊本市電。機械の味のある感じ。触りたい。
白川緑の区間。木が先に決められて、道がそのあとに決められたデザイン。
災害をそのまま固定しようとする土木技術への違和感。
高千穂神社境内。掃き寄せた銀杏の落葉の鮮やかさ。
高千穂峡で雨の中ボートに乗る。雨だか滝だか川だかわからないが、とにかくびしょびしょ。(楽しかった)
南阿蘇の風景はホッとする。

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