イタリア滞在記2/Collegioとスーパーマーケット

今回滞在した宿泊先はUniversità degli Studi di Pavia(パヴィア大学)のCollegio Nuovoという施設です.Collegioについて正確な理解をしていないのですが,学生寮のようなもので,Paviaには20以上のCollegioがあります.大学に入るよりもCollegioに入るほうが狭き門だそうで,成績が悪いと退寮させられてしまうとか.Collegio NuovoはFondazione Sandra e Enea Matteiという財団が運営しています.

私は2021年度にイタリアのOlimpia Niglio教授を法政大学外国人客員教授として受け入れました.今回は反対に彼女に受け入れ教員となってもらい,パヴィア大学の客員教授としてイタリアに滞在しています.宿泊先として彼女が手配してくださってCollegio Nuovoに滞在できることになりました.海外に行く先生方が苦労されるのが住居の手配なので,私はとてもラッキーでした.

Collegioがあるのは大学の敷地から通りを隔てた反対側.割り当ててもらった大学の個室からドアツードアで10分もかかりません.

ただし工学部はパヴィアの町のエッジにあるので周囲には商業施設はほとんどありません.300m先のスーパーマーケットとその裏のPizzeriaくらいで,あとは大学関連施設と住宅と野っ原.バス停は近いのでまちなかに出やすいですが,戻ってくる終バスが21時頃.日曜は19時過ぎ.まあ歩いてもたいしたことないけれど.

自室はキッチン・バストイレ付きの個室.1階で,すぐ外に出られます.

学部生の寮の方は食事提供があるようですが,こちらの棟は食事提供はなく,週1回の室内清掃,2週に1回のシーツ類交換があります.洗濯は共用のコイン式洗濯機と乾燥機があり,洗濯室にある予約ノートに予め使う時間を記入しておきます.部屋の冷蔵庫は冷凍室がないので,別の共用冷凍庫がありますが,常に一杯に近い状態なので私は使ったことがありません.オーブンも予約式で使えます.私は管理人のRoccoさんに相談してAmazon.itで一番安い電子レンジを買い,部屋に置きました.

単身で3食自炊生活というのは,つくばの研究所に赴任した最初の2ヶ月以来18年ぶりです.日本ならファストフードで外食,コンビニ弁当という選択肢もありますが,イタリアにはコンビニはないし,ファストフードも近くにはないので完全自炊生活です.

近くのスーパーマーケットU! 私の生命線です.あとは駅の近くにESSELUNGAというもっと大きなスーパーもあります.

青果の量り売りコーナー.しばらくうろうろしてお客さんがどう買うのかを観察.そもそも表示の手書き数字が読みにくい.

買いたいものを袋に入れて,商品表示の3桁番号をタッチパネルで入力してOKすると値札シールが出てくる.袋に貼ってレジへ(これは今日撮った写真).

ハム関連コーナー.言葉の壁.

円安もあって,魚には手が出ない

すしコーナー.なぜかWAKAMEブランド.まだ買ったことがありません.

今もそうですが,最初はスマホのイタリア語辞書片手に「これは何の商品なのか」を確認する作業に追われました.洗剤関係など商品名より「ふわふわ」とか「驚きの白さに」みたいなキャッチフレーズがイタリア語で書かれているので,これが洗剤なのか柔軟剤なのか,というところからわからず.食品で言うと,鶏肉かなと思って手に取ったパックを調べてみるとウサギ肉だったりしました.

配置が独特な商品もありました.日本で砂糖を買おうと思ったらコーヒー紅茶コーナーとか,小麦粉,塩,砂糖…というくくりだと思うのですが,このスーパーでは全然違うところにぽつんと砂糖だけの棚がありました.今だったら勇気を出して「Avete zucchero?」とか聞いちゃえばいいのですが,絶対どこかにあるはずと思って探し回っていました.

4月末から5月にかけて,この地域には大量の綿毛が飛びます.これはPioppo(ポプラ)の木の綿毛です.吹きだまりだと雪が積もっているように見えます.除去のために燃やしているのをどこかで見かけました.あっという間に燃え尽きてしまいます.

検索すると「花粉」と表現している人が多いですが,綿毛自体は花粉ではなく,綿毛つきの種子ですね.札幌など北海道でも飛ぶそうです.

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