卒論の成果は卒論生のものではない

卒論生諸君への意識づけが不足していたと思うのは,卒論の成果物が公開されてずっと参照され続けるということ(私の責任です).講義のレポートは極端に言えば成績評価の材料でしかないから,担当教員に伝わればよいし,評価がなされた時点でその役割は終了する.しかし卒論の成果物はその分野において,それまでになかった何らかの新しい知見を加えるものだから,研究の当事者(学生と指導教員)を超えて,世の中のあらゆる人々がアクセスすること,アクセスし続けることを前提とした情報である.つまり研究成果は研究した当事者のものであるが,当事者だけのものではない.だからいい加減なものを残すわけにはいかない.

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